イスラエルの治安は悪い?在住者がシェアする2019年の治安状況!
こんにちは!イスラエル在住のみかんこです!
日本で見るイスラエルのニュースは物騒なものが多いですよね。ミサイルが飛んできたり、爆破事件が起こったりと国中、治安が悪く危険なイメージが定着しているように思えます。簡潔に言うと、一部の地域を除いてはイスラエルの治安は悪くないです。これは、実際7年間何度か引っ越し在住して感じたことです。
それは日本で起こる無差別殺傷事件を知った外国の友人が何かある度その話をして「クレイジージャパニーズ」と言っていたのを聞いたことに似ている気がします。日本でも犯罪は国中で起こりませんので、そこは丁寧に否定しました。
私の日課は朝の公園巡りです。早朝だと通りも静かで小鳥のさえずりが聞こえてもきます。
さぁ、それでは充分な旅行準備を調えましょう!
まずは、危険度レベルで旅行する地域を決めよう!
では、実際に危険な地域がどこなのか2019年時点での情報をシェアしていきますね!
危ない目に合わない対策は、その危険な地域を把握し、危険な目に遭わないように注意することです。
そして外務省は、その危険地域を危険度レベルの4つの目安として掲載しています。
レベル4の詳しい情報は、外務省海外安全ホームページの危険情報その4をご覧ください。
【2019年】イスラエル国内危険地域ランキング!
2019年12月の時点で危険度が高いランキング順にご覧ください。
①ガザ地区及び同地区との境界周辺【レベル3】
②レバノン国境地帯【レベル3】
③ヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ)及びこれらの三大都市とエルサレムへ繋がる幹線道路、西岸地区内の国道1号線、90号線を除く。【レベル2】
④他の地域(エルサレム、テルアビブ、ハイファなど)【レベル1】
テルアビブの大きな公園で可愛い鴨と遭遇すると嬉しい気分!たまに散歩すると気分転換になります。
でも実際、旅行や観光するとどうしても構えて警戒してしまい、不安要素の方が大きくなりそうですが、冷静に観光したい場所がこの危険度が高い地域なのか、ということをまず調べることが先決になってきます。
行動プランや日数さえしっかり把握できれば、具体的なプランが立てれるので、漠然とした不安はなくなります!
イスラエル旅行・観光に必要な準備ランキング!
それでは、実際イスラエル旅行で必要な物や事を在住する私から見たランキングでご紹介します。
- パスポート
- 費用
- 海外旅行保険
- 現地通貨・クレジットカード
- 変換プラグ・変圧器
- ポケットWiFi
- 服装(羽織りもの)
- テロ情報
パスポート
先ほど、ランキングで挙げた必需品の詳細を説明します。
イスラエルへの出入国には、パスポートが残存有効期限が6ヶ月以上である必要があります。
また、気をつけることで近隣諸国(アラブ・ヨルダン・シリア・レバノンなど)のビザやスタンプがあるとセキュリティチェックが厳しくなる場合があります。
テロ対策のためですので、その時は指示に従ってください。
費用は観光滞在日数で決めよう!
観光する上で次に大事なのが、旅行する日数になります。
例えば、日数でテルアビブビーチ付近のホテルを調べると、¥10,000~約¥40,000でホテルを予約することができます。もっと安い場所だと、Airbnbが約¥5,000~約¥1,6000で予約できますよ。
日数が決まれば航空代やホテル代、観光地などの予算を立てることができます。
参考までにテルアビブホテル&Airbnbページを載せておきます。
以前にAirbnbの予約を2週間前もってを取ろうとしたところ、取れなかったことがあったので、1ヶ月前から予約をお勧めします!
地球の歩き方ーテルアビブビーチ周辺ホテル
現地通貨とクレジットカードの使いわけ
イスラエルの通貨はシュケル/Nisです。2019年現在の為替レートは、1新シェケル=30.84円になります。物価は、日本より少し高いです。イスラエル人はほとんど現金を使わない生活をしています。
クレジットカードや支払い機能が付いているアプリ(BitやPaybox)でも支払いをします。でも、フリーマーケットやソウルフードがあるファラッフェルの屋台系の店は、現金で支払いをします。
私は普段、クレジットカードとコインを持ち歩いてます。チップはクレジットでも払えますが、一応持っておきます。
また、注意する点として、レストランやカフェで食事後に会計する時には、必ずチップを10%以上払うようにしてください。昔うっかり、払い忘れて「何?私のサービスが悪かったの?」と怒ってウェイトレスが文句を言われて、慌てて払いました(苦笑)
お会計時は注意してくださいね。
変換プラグと変圧器に要注意⁉ 私の失敗!
イスラエルの電圧は、220Ⅴです。日本の電化製品を使うときは電圧にあった変圧器や変換プラグを使うようにしてください。
数年前、悪い意図はなかったものの旦那が日本から持ってきたこたつを電圧が合わない変圧器で繋げたので、一瞬にしてストーブのとこがボッ!と点火し、壊れてしまったことがあるので、電圧を確認して使いましょう...(苦笑)
ポケットWiFiは準備した方が良い?
イスラエルを観光するときに必需品となるのが、インターネットですね!そこで準備としては2つの方法があります。①日本でポケットWiFiをレンタルすること。②イスラエルに着いてからショップでSIMカードを契約する方法です。
ショップは空港内やほとんどのショッピングモールの中にあります。SIMカードを安く契約できる会社は、
①Golan(ゴラン)
②Telecom(テレコム)
③Cellcom(セレコム)などで初期費用代と接続費合わせて、約¥1,500になります。
観光日数でどちらにするか検討することをおすすめします!
服装に注意すること
観光地では、動きやすい服装でいましょう。また、特に注意する点は三大宗教の聖地エルサレム・キリストの誕生地ベツレヘム・ナザレなど聖地を訪れる時は、肌を見せないように羽織ものをしましょう。
宗教の考えの中に、女性は男性を誘惑するような服装を着ることを禁止しています。女性は謙虚さや慎ましさを常に求められていますので、聖地の場所では肌を見せないよう注意してください。
2019年のイスラエルのテロ・治安状況を解説!
ここでは、2019年の外務省によるテロ情報をご紹介します。
11月にヘブロン(Hebron)南西部の入植地付近でイスラエル人に対してパレスチナ人1名のテロ行為がありました。また同年3月、5月、11月にガザ地区から少数のロケット弾が飛来しています。引き続き、危険地域でのテロは発生してるので、絶対近づかないようにしましょう。先ほど危険地域ランキングでも伝えましたが、一部治安が悪い地域を除いては、テロに合うような悪いイメージではないと分かりましたが、旅行中は注意して行動しましょう。詳しい情報は外務省海外安全ページでご覧ください。
イスラエルでの交通手段
RAV-KAV
2019年1月からバスに乗る際に、RAV-KAV(ラブ・カブ)という電子チケットが必要となってきます。
私が夏にバスに乗ったときに、カードがなくて現金で支払うというと手のジェスチャーでお金はいいからバスに乗れ、とお金を払わず乗ったことがあります。(えっ!タダ乗り?)これも冷汗ものでした。ハハハ…。
バスによっては、現金を受け取らないバスもあるので、空港・セントラルバスステーションや鉄道駅などで購入すると、移動に安心ですね!
TAXIアプリをインストール
イスラエル旅行でタクシーに乗る場合は、まずこのアプリGett Taxi(ゲットタクシー)をインストールしてください。
流れのタクシーではなくアプリを使ったタクシーGett Taxiに乗るようにしてください。その理由は、メーターを付けず倍以上の金額を請求されるからです。
まだこのアプリがなかった当時は、私も流しで乗っていました。その時はお願いしてもメーターをつけてくれなかったり、高い請求額やお釣りが少なかったりでひどい目にあいました。ほぼ泣き寝入りでした。(お恥ずかしい…)
でも、このアプリを使えば自動でクレジットで払えるし、運転手のレビューも付けれるしとても便利です。
彼らもレビューは気にするところなので、前のようなトラブルはなくなりました。
イスラエルの治安~テロ・犯罪編~
犯罪について
日本人が犯罪被害に合うケースとして、観光中に見知らぬ人から話しかけられ、気を取られてる間にバックから財布や旅券などを盗まれるや置き引きなどがあります。治安が悪いと心配するよりもこういう身近な犯罪に合わぬよう、普段から気をつけるように心掛けてください。
私はあまりありませんが、マーケットなどで見知らぬ人がしつこい時はさっさと無視して立ち去るようにしています。歩くペースを速めると殆ど諦めますよ。
空港
テルアビブ・ベングリオン空港でのテロは、1972年5月に日本赤軍を名乗る「日本人極左テロ組織」によってテルアビブ空港乱射事件が旧ロッド国際空港で発生しました。多くの人が無差別に殺害された悲惨な事件です。その後のテロ行為は起きていません。
ベングリオン空港は、世界一厳しいセキュリティチェックがなされると言われていますが、悪い怪しいことがなければ口頭での質問や荷物チェックで終わります。
交通機関
バスや電車に乗ると、必ず目に入ってくるのが銃を方からたすき掛けのように掛けている若者たちです。イスラエルでは高校卒業と同時に徴兵制度があるので、街中で見かけます。
昔、バス停留所に爆弾がバックに入れられ置かれていたり、バス自爆テロなどがあったので、バス停や駅など不信な物があればすぐ周りの人達が、警察や近くにいる兵隊に伝えたりしていました。ここ数年はテロ事件は起きていません。
【治安次第】トラブルに遭遇しない為のスマートな対策法!
- ランキングでシェアした治安の悪い地域へは、決して近がない。
- 外務省海外安全ホームページで常に治安状況把握する。
- 犯罪に巻き込まれないような身なり、身振りでいる。
- 夜は一人で出歩かない。
- デモなどの活動現場に遭遇した時には,そこから立ち去り、直ちに安全な場所に避難する。
- もしも、ロケット弾等の飛来を知らせるサイレンがある場合には,近くのシェルター又は頑丈な建物に避難する。
日常生活で過去に体験した【イスラエル治安】の実情
イスラエルに住み始め3年経った2012年、双子を出産した年にガザ地区の方からミサイルが飛んできた時がありました。ミサイルが飛んでくるとサイレンがなり、その1分半の間に防空壕に避難しなければなりません。
料理をしてる時でも、仕事をしている時でもサイレンが鳴るとすぐ行動します。あの当時は、双子を両手で’抱きかかえ裸足でアパートの階段(このアパートは防空壕は地下だった)に避難していました。近所の人とも顔を合わせる訳ですが、冗談を言いあったりして笑っていてビックリしたのを覚えています。
イスラエル人から見たイスラエル国とは?
イスラエルに住むイスラエル人は、治安が悪い時でもユーモアがあり感情的にならないように見えます。その理由の一つは、軍事国家ということが背後にあり、ユダヤ文化や市民の独自性も関係してる気がします。イスラエル人は、家族や子どもとの絆をとても大切し、子どもの教育にとても熱心です。
うちの旦那も幼いころから、ユダヤ教の教えに忠実に生きてきたと言います。毎週金曜日の日没から次の日、土曜日の日没まで【ユダヤの休息日】を働かない日として大切にし、家族との時間や読書したりしていたと言います。
イスラエルを安全に在住できる治安の4つの理由
この写真はうちの子がイスラエル建国記念の時期に幼稚園からもらってきたお飾り用のイスラエル国旗です。この時期は、幼稚園・学校で行事、パレードなどを行い、お祭りムードで建国日を祝います。話が逸れましたが安全に暮らせる4つの理由をランキング的に挙げると、
①徴兵制度
②警備強化
③義務付けられている防空壕...民家、建物全てに防空壕が義務付けられています。サイレン時はそこに避難します。
④国民の治安維持意識の高さ...不信なものや事柄にイスラエル人は敏感に反応します。困った人がいればすぐ助けようとします。
旅行者だと外務省の情報を把握するのは当然ですが、今はカフェも一人で出掛けても心配しません。ただ情勢に合わせての行動は常です。
【2019年の最新情報】治安状況は外務省で随時チェックしよう!
日本人にとって平和は当たり前なので、そこでイスラエルというといきなり紛争の場所に飛び込んでいくイメージがあるかもしれませんが、実際に日数を決め外務省からの安全情報を把握した上でイスラエルに来ると、こんなにも安全ななのか、とビックリされることもあります。ですので、旅行日数が決まったら必ず、外務省海外安全ホームページで治安状況を調べられることをお勧めします!
イスラエル治安情報まとめ
おさらいとして、この記事ではイスラエルの治安を在住者の目で解説していきましたが、大事な点をもう一度見てみましょう!
- 危険レベルの意味を知る
- 危険地域を把握する
- 治安状況を随時、外務省から情報を得る
- イスラエル旅行先での必需品、又は気をつけること
- イスラエルでの交通手段を知る
- トラブルに遭遇しない為のスマートな対策法
などがあります。
備えあれば憂いなし。という言葉通り、イスラエル観光に対する漠たる不安が一転して、胸が熱くなるような旅になることを願ってやみません。