ハンガリーの物価をブダペスト通が紹介!
こんにちは!ブダペスト在住 / マエダことロン毛です。
仕事は全てInstagramとほかSNS経由から獲得しています。クライアントから友人まで全てハンガリー人ということもあり、 現地で育ってきた彼らだからこそ知る「観光雑誌には載らないホットなブダペスト」情報をみなさんにお届けできたら とおもっています。 毒にはならないロン毛のブダペスト情報、ぜひ旅行の際などにはご参考にされてみてくださいね。
それではヨーロッパ随一の物価の安さを誇るハンガリーの物価を紹介します!その理由とは!?
ハンガリーの物価・通貨の基本情報!
ついにやってきました!まだあまり日本では馴染みはないかと思いますが、近年ワーキングホリデーのスタートもあってか着々と認知度をあげてきているロン毛が愛してやまない都市ブダペスト。 今回は在歴一年以上のロン毛がハンガリーの物価事情を徹底紹介していきたいと思います!
EU諸国だけど€じゃない?ハンガリーの通貨ってなに?
ハンガリーはヨーロッパのほぼ中心(正確には東欧)に位置するEU加盟諸国の一つです。 そのためハンガリーについてこれから調べものを始めたりする方の中であまり知られていないのが、 実はハンガリーの通貨は「Ft(呼名:フォリント)」という、ユーロとはまた別の独自通貨になります。
ハンガリーの硬貨と紙幣
硬貨の種類は5Ft、10Ft、20Ft、50Ft、100Ft、200Ftの計6枚。
紙幣に関しては500Ft、1,000Ft、2,000Ft、5,000Ft、10,000Ft、20,000Ftと同じく計6枚となっています。
フォリント(Ft)のレートについて
フォリント(Ftで以下表記)のレート計算は、日本人にとって馴染み深くない通貨でもあるため最初は困難かもしれません。
ただしコツを掴めば簡単にサッと頭の中で概算くらいの予想が出来るようになるのでご安心を。
Ftのレートは現時点(2019/05/24)ですと、1Ftは0.3円となっています。
また近年はこのレート額は少しも変動することなく変わらずといった状況です。
そのため、200Ft=100円(正確には75円)という感覚を頭に入れておくと下手な火傷を心配する必要もないでしょう。
ハンガリーはヨーロッパの中でもトップクラスの最安物価!?
続いてはハンガリーの様々な物価事情をシーンごとにご紹介していきたいと思います!
ハンガリーの食べ物の物価〜マクドナルド編〜
ハンガリーでも特にブダペストには「世界一綺麗なマクドナルド」と呼ばれる、まさにマクドナルドの聖地と言ってもいいほどの とても美しい店舗が存在するんです。
そしてメニューの中でもビッグマックセット(ポテトM+ドリンクM)は890ftなので、日本円では約335円となります。 日本だと700円前後はかかってくるかと思いますが、ヨーロッパでこの価格は相当安いと思います。
サイズとしては申し分なく、ポテトもドリンクも日本と同じくらいであると言えるでしょう。(上記写真をご参照ください)
ハンガリーの雑費の物価〜スーパーマーケット編〜
ハンガリーには日本でいうセブンイレブンやファミリーマートといったコンビニエンスストアはありません。
その代わりにハンガリーの人たちは買い物は全てスーパーマーケットで済ませるのが大半です。 そしてスーパーマーケットの商品をあげると
・コーラ2ℓボトル=360Ft(約135円)
・菓子パン=160Ft(約60円)
・ポテトチップス=130Ft(約48円)
あと、ブダペストで生活をしてきたロン毛の個人的見解では「SPAR(シュパ)」というチェーン店が他スーパーマーケットよりも価格設定が非常に安価にされているので、是非買い物の際はソチラをご利用されてみてください。
ハンガリーの洋服の物価〜ショッピング編〜
金額としてもコチラは比較的に日本と大差なくH&Mのスウェットの価格も5,300Ft(約2,000円)と、高いものは高くて安いものは安いとピンキリの状態です。
先日わたくしロン毛もNIKEショップを訪れてAirForce1という日本では大体10,800円ぐらいするスニーカーを購入しましたが、やはり金額も29,900Ftと約10,000でしたので、ショッピングに関しては日本と同じくらいの感覚で物をみても火傷しないので安心していいと思います。
ブダペスト市内での外食費・物価の相場
ハンガリーの中でもブダペストの外食費用についても一挙ご紹介!
財布にも優しい!?ブダペストのレストランの食事代の相場について
レストランについてココでは大雑把に2つにクラス分けをしてご紹介したいと思います。
まず一つ目は高級レストラン。
こちらは例えばカジュアルな服装よりも少しドレスアップした服装が好ましい観光地の近くで大繁盛しているどこか敷居のお高そうなお店をご想像してもらえたら良しと思います。
まず店にもよりますが、大体の相場は1人分ディナーがおおよそ15,000Ft〜20,000Ft(約6,000円〜10,000円) ここで飲み物のお酒を飲まれるとこの金額にもう2〜3,000Ft分が上乗せされるという感じです。
そして二つ目のローカルの地元人が行くようなレストランであれば1人分ディナーが大体3,000〜10,000Ft(約1,000〜3,000円)と同じくこれに上乗せとなってきます。
ハンガリー料理を扱うレストランはこの二つのどちらも取り扱っており、どこにいっても比較的には食べることが出来るかとは思いますが、それと同時にブダペストにはイタリアン料理屋さんが非常に多く看板だけをみてお店へと入る前に店頭にたっているメニュー本をしっかり見てから入ることをオススメします!
実はカフェ文化が栄えるハンガリー!お昼のコーヒーブレイクの金額はどのくらい?
街並みが美しいハンガリーの光景を目の前にゆっくりとしたい時には近くのカフェに立ち寄ってみてください。
コーヒーはどこも一杯600〜800Ft(300円)となっていて、カフェ文化が栄えているブダペストは古城の一部屋の様な 不思議なカフェからスタイリッシュなカフェ、全席ソファーでオープンテラスなカフェにハリーポッターに出てきそうな本に囲まれたカフェが沢山あります。
ハンガリーの人気お土産「トカイワイン」も最安物価!
ハンガリーのお土産として最も人気なのはこちらの「トカイワイン」
味は軽く飲みやすい赤ワインとなっていて、こぞってこちらの人たちは休みだと日向ぼっこをしながら優雅にトカイワインを飲んでいたりもします。
購入は大体どこのスーパーマーケットにもありますが、酒屋さんに行った方がもちろん種類も豊富ですし、店員さんが 色々とお話なんかをされたりしますのでオススメとしては後者かと思います。
一本3,500〜8,000Ft(約1,300〜3,000円)と、味も金額も申し分ないです!
注意しておきたいのは、ハンガリーは路上や公園での飲酒は禁止となっているのでトカイワインと一緒に缶ビールを買ったとしても絶対に外では飲まない様にしましょう。見つかれば罰金で20,000(約8,000円)ほど抜かれてしまいます。
ハンガリーの生活費は文句なしの物価で安い!
ここまで様々な物価についてご紹介をしてきたロン毛ですが、次はハンガリー移住者だからこそ分かるハンガリーの家賃や生活費等についても物価と絡めてご紹介をしていきたいと思います。
ブダペスト市内の家賃相場・物価について
エリア別家賃相場〜ブダ区編〜
ブダペストは大きく分けて二つのエリアで分かれています。
市内の中心を綺麗に縦に割って流れている「ドナウ川」から左側をこちらのブダ区と呼びます。
ブダ区は一言でいうと「丘地帯で高級住宅」といったイメージで、区自体が丘の中にあるため坂道も多いもののドナウ川近辺に行けば対岸側のペスト区の綺麗な夜景を一望できたり、観光スポットの数多くがブダ区内にあるという魅力があります。
家賃帯に関しては以下の様になっています。
1LDK=大体300,000Ft(約120,000円)〜
スタジオ(ワンルーム)=200,000Ft(約80,000円)〜
こっちでは水道代、電気代、インターネット代、ガス代の基本的な4つは上記の家賃の中に組み込まれている物件とそうではない物件が両方あるため、契約をする前には必ず大家さんに確認するようにしましょう。
水道代、電気代、インターネット代、ガス代の計4つは約10,000〜15,000Ft(3,000〜5,000円)が相場になってきます。
エリア別家賃相場〜ペスト区編〜
続いて市内の中心を綺麗に縦に割って流れている「ドナウ川」から右側であるペスト区に関しては、一言で言えば「若者の街!都市の中心」といったイメージです。
ちなみに上の写真はロン毛が住んでいるマンションの玄関を出た先のバルコニーです。
こちらの理由としては、まずブダペストに点在する大学の8割は全てペスト区に位置しショッピングモールやローカルレストラン、ジャンクフードにバーといった娯楽に必要なスポットが目白押しとなっていることから言えるでしょう。
家賃帯に関しては以下の様になっています。
1LDK=大体250,000Ft(約100,000円)〜
スタジオ(ワンルーム)=150,000Ft(約60,000円)〜
水道代、電気代、インターネット代、ガス代についてはブダ区同様となっています。
ロン毛は現在こちらのペスト区で最も中心に位置するストリートで一人暮らしをしていますが水道代、電気代、インターネット代、ガス代、家賃全て込み込みで150,000Ft(約60,000円)という格安物件を抑えることに成功しました、嬉しい。
ハンガリーの携帯代・物価は日本円の1/10ほど!?
日本では基本的に月々10,000円前後で携帯代が毎月かかると思いますが、やはりここハンガリーはそんな毎月の携帯代も非常に財布に優しいです!
大手携帯会社3社を徹底解剖!月々でも1,000円いかない!?
ブダペストの大手携帯会社はTelecom、Vodafone、Telenorの3つとなっています、日本であればドコモに当たるのがTelecomといった印象です。
どの会社も日本と同様に大した違いもなく、基本的には通話重視とネット重視(データ通信)の二つに分かれています。
もちろん両方共となるとその分お高いです。
そしてプリペイドSIMであれば初期開設費用(SIMカード代)と初回チャージで 5,000~10,000Ft(約2000~4000円)程度が目安となりプリペイドであれば1度のチャージで1年間有効となります。
チャージ代金は、3,000Ft(約1,000円)ほどが相場となってくるでしょう。
なので単純に日本で使っていたiPhoneをこっちへ来る前にSIMロック解除を事前にしっかりとして、ブダペスト到着後にはお好きな携帯会社へと向かいプリペイドSIM、あるいはプリペイドのどちらかを選ぶと 毎月チャージする分の3,000Ft(1,000円)のみが携帯代として発生するだけとなります。
世界遺産認定都市!ブダペストの観光費・物価は?
有名な観光スポットである国会議事堂やブダ王宮、漁夫の砦、大聖堂に関しては全てエントリーは無料となっています。 しかし、どこも入るまでは無料なものの建物の屋上へ行くには別料金が発生するのでご注意ください。 また観光に必要なのが「足」ですが、ブダペスト市内を走るメトロ、トラム、バスの全ては同じチケットを使い搭乗することとなります。 コチラがチケットの販売機です。
種類は以下の様になっており、購入場所は各停留所や駅で機械売りされています。
・乗換不可の一回券(Single ticket)=350Ft(約130円)
・乗換可能の一回券(Transfer ticket)=530Ft(約200円)
・10枚つづり回数券(Block of 10 tickets)=3,000Ft(約1,000円※切り離しは絶対NG)
・24時間有効チケット(Budapest 24-hour travelcard)=1,650Ft(約620円)
・72時間有効チケット(Budapest 72-hour travelcard)=4,150Ft(約1,500円)
無断乗車時には不定期的に行われている抜き打ち検査で、チケット非所持となり罰金が発生します。 その場での現金払いであれば8,000Ft(約3,000円)、手元にお金のない場合はパスポート情報を預け、小切手を受け取り期日までに最寄りの郵便局へと出向き支払うという形になります。
この場合21,000Ft(約8,000円)という倍の金額となります。
タクシーに関しては初乗りは300Ft(約110円)となっており、1kmあたり240〜400Ft(約90〜150円)が相場となります。 もちろん下車時にはチップを10%支払うことは一般的となっているためお忘れなく! ロン毛はいつも交通機関は一切使わずブダペスト市内をクロスバイクで大立ち回りしています!気持ちいいですよ!
ヨーロッパ随一の物価の安さを誇るハンガリーその理由とは!
ハンガリーはシェンゲン協定の加盟国であり、ハンガリー人であればパスポートが無くともヨーロッパ諸国を行き来することができます。
物価が安いハンガリーに住みつつ、その他ヨーロッパの賃金の高い国へ出稼ぎに出る人も増えているらしいです!
ちなみに、ハンガリー国内での初任給は日本円でいうと10-12万円ほど。ホワイト企業と呼ばれる会社のマネージャークラスで20万円~とのことです!
ロン毛の給料は内緒です。笑
ハンガリーの物価は日本と比べて半分ほどですが、賃金も半分ほどと考えると現地人からすると感覚は同じくらいですね!
しかしヨーロッパ各国へ出稼ぎをしやすい状況を考えると住みやすい国であるといえます!
ロン毛もブダペストの生活は最高だと思っています。
2019年最新!ブダペスト物価情報〜総括編〜
以上!今回ブダペストの衣食住に関する物価についてのご紹介をさせて頂きました。 ブダペストの物価に関して「思っていた以上に安かった!」と驚かれた方もいらっしゃるんじゃないんですか。 都市自体が世界遺産に認定されたブダペストは街並みも綺麗で物価も安く治安も良い、旅行にはぴったりの場所だと思います! 是非次の海外旅行先はブダペストも候補の一つに上がることを願っています! この記事が気に入った方は、筆者が書いた以下の記事もチェック!!!