ポーランドの古都クラクフは圧巻の街並み!
こんにちは、イギリス在住のamiです!旅行好きの私は今回は娘と2人旅でポーランドの古都クラクフとワルシャワへ行きました。クラクフの観光日数は4日半でしたが、もっと長くいたいなと名残惜しい気持ちを後にワルシャワへ旅立ちました。娘と2人で実際に観光巡りしたクラクフをお伝えします。
①アートが溢れる【ユダヤ人街・カジミエシュ地区】
魅力溢れるカジミェシュエリア(Kazimierz)
ポーランドのクラクフ(Kraków)の観光スポットは、世界遺産に登録されている旧市街地がやはり人気ですね。クラクフの町並みとは一味違う雰囲気を感じられる、ユダヤ人街「カジミェシュ地区(Kazimierz)」へ足を運んでみませんか。暗い過去を持つユダヤ人街ですが、ポーランド人たちによるリノベーションによってアートが描かれ、カフェ、ギャラリーが増えて散策するのがとても楽しいですよ!イギリスに住むポーランド人の友人に、”絶対にカジミェシュには行ってね〜”と言われるほどです。
②映画のロケ地にもなった【オールド・シナゴーグ】
ポーランド最古の教会・オールドシナゴーク
ポーランドのクラクフ、カジミェシュを歩いていると観光客で賑わっているスポットが、「オールド・シナゴーク(Old Synagogue)」です。ポーランド最古のユダヤ人の教会となっており、映画シンドラーのリストのロケ地としても有名です。今では、ユダヤ人の歴史がわかる博物館となっています。アウシュビッツ見学へ行く人は勉強をするためにも訪れてみませんか。
ポーランドのクラクフ観光スポット情報
*名称:オールドシナゴーク(Old Synagogue)
*住所: Szeroka 24, 31-053 Kraków, ポーランド
*営業時間:9時00分~16時30分・月曜日:10時00分~13時30分
④美しさと悲しい歴史が入り混じる【テンペル・シナゴーグ(Synagoga Tempel)】
ユダヤ人集会場・テンペル・シナゴーグ
ポーランドのクラクフ、カジミェシュエリアには、たくさんのシナゴークがあります。道に迷ったときに、シナゴークはどこ?って尋ねた私は地元の人たちに、ここにはたくさんのシナゴークがあるから、と言われたので、しっかりとした名前をメモに書いておくことをおすすめします。
おすすめのシナゴークは、「テンペル・シナゴーグ(Synagoga Tempel)」です。ステンドグラスが美しいのですが、どこか寂しい悲しい気持ちになるのはきっと私だけではないはずです。クラクフの街から迫害されてこのカジミェシュ地区に住んでいたユダヤ人たちは何をこの教会で願っていたのかなと考えさせられる場所です。
入り口にて、入場料10ズウォティが必要となります。クレジットカードの利用はできずに現金のみです。
ポーランドのクラクフ観光スポット情報
*名称:テンペル・シナゴーグ(Synagoga Tempel)
*住所:Miodowa 24, Krakow, Poland
*入場料:10ズウォティ
⑤中世の時代を感じながら一休み【カフェ・Mleczarnia(ムレチャルニャ)】
おすすめのクラクフ カフェ
ポーランドのクラクフ、カジミェシュ地区の観光の合間の休憩に、「カフェ・Mleczarnia(ムレチャルニャ)」をおすすめします。歴史ある建物のカフェは多くの観光客で賑わっています。カフェでは美味しいコーヒーと自家製のケーキをいただくことができます。中世の時代の雰囲気を感じながら美味しいコーヒーをいかがでしょうか。
カフェ・Mleczarnia(ムレチャルニャ)へ訪れたのは午前中でしたが、ビールを楽しむ人、のんびりとコーヒーを飲む人が多くいて満席状態でした。セルフサービスとなっているため、カウンターに並んでオーダーをして自ら席へ運ぶカフェです。クレジットカードの利用ができます。カフェラテを飲んだのですが、お値段は300円ほど、ケーキは400円ほどでとても美味しかったです。
ポーランドのクラクフのグルメスポット情報
*ショップ名:Mleczarnia
*住所: Beera Meiselsa 20, 31-058 Kraków, ポーランド
*営業時間:10時00分~23時00分
Mleczarnia(ムレチャルニャ)公式サイト
Klubokawiarnia Hostel Mleczarnia Wrocław, Klubokawiarnia Mleczarnia Kraków
⑥ユダヤの悲しい歴史の跡【クラクフ・ゲットー(Podgorze地区)】
クラクフのユダヤ人街カジミェシュエリアから川を渡ると、クラクフ ・ゲットーがあります。ユダヤ人迫害の跡が多く残っています。アパートには部屋の番号がふってあり、番号によっては強制されていたアパートとなっています。
クラクフ ・ゲットーがあった場所、英雄広場には椅子などのオブジェが立っています。ゲットーは子供が住んでいた場所、大人が住んでいた場所があり、建物を目の前にすると正直へこみます。まだアウシュヴィッツへ行く心の準備はできていないと痛感した日です。唯一救われた気持ちになったのは、「ポーランド人営業の薬局」です。迫害されたユダヤ人へ手紙を渡したり、逃げる手伝いをする薬局がゲットー内にあったのです。
⑦ユダヤ人が実際に働いていた【シンドラー琺瑯工場】
クラクフのゲットーエリアには、「旧オスカー・シンドラー琺瑯工場(Oskar Schindler's Factory)」があります。実際に、ユダヤ人が働いていた工場を改装して現在では博物館となっており、当時の様子を見ることができます。チケット制となっており、売り切れることが多いために午前中にシンドラーの工場を見学することをおすすめします。
ポーランドのクラクフ観光スポット情報
*名称:旧オスカー・シンドラー琺瑯工場(Oskar Schindler's Factory)
*住所: Lipowa 4, 30-702 Kraków, ポーランド
旧オスカー・シンドラー琺瑯工場(Oskar Schindler's Factory)公式サイト
⑧クラクフ名物のピザ【ザピエカンカ】
クラクフのカジミェシュエリアには、名物ピザ「ザピエカンカ」があります。カジミェシュエリアの中心部にある、『Plac Nowy(ノヴェ広場)」の1角にてザピエカンカを買うことができます。ノヴェ広場は、土曜日になるとアンティークマーケットが開催され賑わいますが、平日でもザピエカンカをいただくことができますよ。観光シーズン、土曜日には長蛇の列ができるほど人気の名物、ぜひランチ代わりに小腹が空いた時に食べませんか。食べ歩きをしながら、カジミェシュを散歩しましょう〜!
クラクフ ・カジミェシュ有名レストラン
ポーランドのクラクフ 、カジミェシュエリアには有名なレストラン、「アリエル(Ariel)」があります。映画シンドラーのリストの撮影時に、スティーブン・スピルバーグ監督が通っていた有名なレストランとなっており、観光スポットにもなっています。美味しいユダヤ料理をいただくことができます。ユダヤ料理に抵抗がある方は、ポーランドの伝統料理もありますよ。アリエルには予約をしてから食べに行かれることをおすすめします。
ポーランドのクラクフのグルメスポット情報
*ショップ名:アリエル(Ariel)
*住所:Szeroka 18 Krakow
*営業時間:10時00分~0時00分
クラクフレストラン・アリエル(Ariel)公式サイト
Restauracja Ariel (アリエル)
⑨ドラゴンの伝説がいまなお残る【ヴァヴェル城】
ドラゴンが住むお城・ヴァヴェル城
ポーランドのクラクフ 、カジミェシュエリアから徒歩10分ほどの場所にある、人気の観光スポット「ヴァヴェル城」。クラクフのシンボルはドランゴンです。このヴァヴェル城に大きなドラゴンが住んでいます。天気の良い日は川沿いの散歩道が気持ち良いです。ヴァヴェル城への敷地内には無料で入ることができ、中の見学には見たい場所ごとにチケットを購入しないといけません。私たちはワルシャワへ行く日のため時間がなく中の見学はしなかったですが、敷地内、川沿いの散歩するだけでも大満足でした!
ポーランドのクラクフ観光スポット情報
*名称:ヴァヴェル城(Zamek Królewski na Wawelu)
*住所: Wawel 5, 31-001 Kraków, ポーランド
*営業時間:火曜〜金曜:9時00分~17時00分・土日:10時00分〜17時00分
*休み:月曜日
ヴァヴェル城・公式サイト
⑩食べ歩きや雑貨の買い物も出来る!【中央広場】
ポーランドのクラクフの1番人気観光スポットは、「中央広場」ですよね。広場を目の前にすると圧巻です!美しすぎます!ヨーロッパ1の大きさを持つ中央広場内には、聖マリア教会、織物会館など見どころ満載です。広場前ではポーランドの雑貨、食べ物のストールが立ち並び見ているだけでもとっても楽しいです。クリスマスのマーケットに次は行きたいなぁと感じました。食べ歩き、雑貨の買い物が楽しめますよ。
【日本語音声ガイドもある!】クラクフ観光・ガイドツアー
クラクフ観光の最終日に、客引きをしていたガイドツアータクシーに乗りました。料金表を見せてもらい高いなぁとは思ったのですが、子供が疲れていたのもあり、ゲットーエリアまで行けるため乗りました。また日本語ガイドがあるのにも惹かれたのです。実際、夏日和だったので快適に移動ができ、また日本語の音声ガイドが流れ、自分で歩いたカジミェシュもより詳しく理解ができ、とてもよかったのです。子供を連れてトラムに乗ってかなりの距離を歩いてゲットー観光は諦めていたのもあり、とても満足のいくガイドツアーでした。
私は、ヴェヴェル城からスタートをし、カジミェシュエリア、ゲットーエリア、そしてヴァヴェル城へ帰るという3つの区間で300ズウォティ(約9000円ほど)でした。所要時間は、3時間もないほど。気になった場所では降りて写真撮影はできましたが、博物館などへは入れないツアーでした。ガイドツアーにも様々な料金プラン、タイプがありますので良く相談して乗って見ませんか。できれば現金払いがいいと言われましたが、手持ちがなくクレジットカード利用ができました。
クラクフ観光・まとめ
ポーランドのクラクフ、絶対にもう一度行きたいと思える町です。アウシュヴィッツへ行く人が立ち寄る町と言われ、急ぎ足で観光することもできますができれば長く滞在してゆっくりと観光することをおすすめします。私的にはまだアウシュビッツへ行く勇気がないですが、もし子供が大きくなって行く機会があればユダヤ人、ナチスについて勉強をしてから観光へ行きたいなと思います。みなさんも、きっと魅力溢れるクラクフ観光ができますように〜!