スイス最大都市チューリッヒの見所とは?
こんにちは!世界50カ国を旅行した経験があり、フリーライター兼翻訳家をしているmm2445です。今回は中世の雰囲気が残る美しい街並みが特徴の、スイスのチューリッヒの必見観光スポットをお届けしたいと思っています。
ヨーロッパのスイスといえば永世中立国であり、平和なイメージを持っている方が多いと思います。実際その通りで、安心して旅行ができる国でした。チューリッヒはスイスの最大都市であり、首都ではないですがスイス経済の中心地となっています。ヨーロッパにおける交通の要所にもなっているため、旅行の経由地になったりスイスを含むヨーロッパ旅行の拠点でもあります。
チューリッヒは川の両岸に美しい街が広がっていて、近くに大きな湖もあるため自然が豊かな都市でした。さらに中世の雰囲気が漂う市内では、教会やミュージアムのような観光地を複数見つけることができるでしょう。そんなヨーロッパ旅行中にゆっくりとした時間が過ごせるチューリッヒの、旅行経験者がおすすめする観光スポットを10個厳選しました。
①緑豊かなリゾート地!【チューリッヒ湖】
スイスの魅力の一つに大自然があります。チューリッヒ湖はチューリッヒの南側に位置し、アルプス山脈の北側です。湖は細長い三日月形をしていて、およそ40キロの長さがあります。
チューリッヒ湖の周りは、高級住宅街やリゾート地になっています。緑豊かな湖畔の遊歩道を散歩してきました。長旅の疲れを癒しながら、とてものんびりした時間を過ごせましたよ。遊覧船クルーズに乗って、湖の上から景色を眺めることも可能です。海外からの旅行者だけでなく、地元民にも愛されている湖でした。
筆者のおすすめ度
★★★ 滞在日数が半日でも必見。
アクセス方法
路面電車のBürkliplatz駅などで降ります。
チューリッヒ湖の場所を地図で確認しよう!
②時間がゆっくりと流れる感覚になる【リマト川】
チューリッヒ市内の中央を流れ、東西に分断しているリマト川。チューリッヒ湖まで流れています。水面が美しく、川沿いから綺麗な街並みも眺められます。
水辺には優雅にハクチョウのような鳥も泳いでいて、大人気の散歩コースのようです。チューリッヒ湖と同様に、時間がゆっくり流れているように感じました。
筆者のおすすめ度
★★★ 滞在日数が半日でも必見。
アクセス方法
路面電車のCentral駅、Rudolf-Brun-Brücke駅、Rathaus駅、Helmhaus駅などで降ります。
リマト川の場所を地図で確認しよう!
③チューリッヒの美しい街並みが見える【リンデンホフの丘】
こちらのリンデンホフの丘は、リマト川沿いの景観を少し高い位置から楽しむことができる場所です。川沿いを散歩するのもいいですが、この丘からの景色もおすすめです。チューリッヒを訪問したら、必ずここからの景色を写真に残しましょう。
リンデンホフの丘はチューリッヒ市民の憩いの場でもあります。この小高い丘にはチューリッヒ最古の公立公園があり、チューリッヒ発祥の地なのです。
筆者のおすすめ度
★★★ 滞在日数が半日でも必見。
アクセス方法
路面電車のRennweg駅から徒歩3分です。
リンデンホフの丘の場所を地図で確認しよう!
④写真撮影は禁止だからこそこの目で見たいステンドグラス!【フラウミュンスター】
リマト川沿いには、印象的な形をした教会がいくつかあります。その一つがこちらの聖母教会や聖母聖堂とも呼ばれる、フラウミュンスターです。ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建物で、時計のついた青緑色の屋根が特徴的ですね。内部に美しいステンドグラスがありますが、写真撮影は禁止されていました。
筆者のおすすめ度
★★☆ 滞在日数が半日でもおすすめ。1日以上なら必見。
アクセス方法
路面電車のParadeplatz駅から徒歩3分です。
フラウミュンスターの場所を地図で確認しよう!
⑤スイスで最大のロマネスク様式の大聖堂【グロスミュンスター】
こちらのグロスミュンスターは、フラウミュンスターの対岸に位置し、リマト川沿いに建っています。スイスで最大のロマネスク様式の大聖堂らしいですよ。二つの塔が特徴的ですね。
グロスミュンスターには展望台があり、リマト川沿いの景色を一望できます。
筆者のおすすめ度
★★☆ 滞在日数が半日でもおすすめ。1日以上なら必見。
アクセス方法
路面電車のHelmhaus駅から徒歩3分です。
グロスミュンスターの場所を地図で確認しよう!
⑥直径9mもある巨大な時計をこの目で見たい!【聖ペーター教会】
1000年以上もの歴史を有し、チューリッヒ最古の教会である聖ペーター教会。教会の塔には大きな時計がありますが、時計の直径は9メートル近くで、分針の長さも4メートルあります。写真からではそんなに大きいことがわからないですよね。ぜひ訪問して、ご自身の目で確認してください。
聖ペーター教会の内部は、とても質素でしたよ。ヨーロッパにあるほかの教会のような、イエス像や十字架はありません。講壇や椅子などがあるのみでした。
筆者のおすすめ度
★★☆ 滞在日数が半日でもおすすめ。1日以上なら必見。
アクセス方法
路面電車のParadeplatz駅から徒歩3分です。
聖ペーター教会の場所を地図で確認しよう!
⑦チューリッヒでショッピングするなら【バーンホフ通り】
バーンホフ通りはバーンホフシュトラッセとも呼ばれている駅前通りです。チューリッヒ中央駅から、南のチューリッヒ湖までこのメインストリートが続いています。有名ブランド店が立ち並んでいて、高級ショッピング街になっていました。ここにはレストランやカフェなども多数あるので、ショッピングしながらのんびり歩けるストリートでしたよ。
筆者のおすすめ度
★★☆ 滞在日数が半日でもおすすめ。1日以上なら必見。
アクセス方法
路面電車のBahnhofstrasse/HB駅、Rennweg駅、Paradeplatz駅、Börsenstrasse駅などで降ります。
バーンホフ通りの場所を地図で確認しよう!
⑧巨匠の名画を鑑賞したいなら【チューリッヒ美術館】
15世紀から現代までの多彩なコレクションを収蔵しているチューリッヒ美術館。ここにはホドラーのようなスイス芸術家の名作を筆頭に、フランス印象派の絵画など、ヨーロッパを代表する巨匠の名画が数多く展示されています。
こちらはチューリッヒ美術館の外観です。このときはちょうど正面が工事中でした。
筆者のおすすめ度
★☆☆ 滞在日数が1日以内でもおすすめ。2日以上なら必見。
アクセス方法
路面電車のKunsthaus駅で降りればすぐです。
チューリヒ美術館の場所を地図で確認しよう!
⑨スイスの歴史や文化を感じられる【スイス国立博物館】
チューリッヒでは美術だけでなく、こちらの博物館も見応えがあります。スイスの歴史や文化を学べる場所で、中世の衣服や家具のようなコレクションが興味深いです。
スイス国立博物館はチューリッヒ中央駅のすぐ目の前に建っていました。お城のような外観がおもしろいので、ぜひ写真に残しましょう。
筆者のおすすめ度
★☆☆ 滞在日数が1日以内でもおすすめ。2日以上なら必見。
アクセス方法
チューリッヒ中央駅のすぐそばです。
スイス国立博物館の場所を地図で確認しよう!
⑩名門大学で学生に紛れて景色を楽しもう【チューリッヒ工科大学】
チューリッヒ工科大学は、世界ランキングでもトップレベルに位置づけられる名門大学です。重厚感がある校舎ですよね。たくさんの観光客が訪れている場所でしたよ。学生に紛れて、キャンパスを散策してみましょう。
リマト川より東側の小高い丘の上に建っていて、チューリッヒの都市部の景観が綺麗に見られます。リンデンホフの丘とはリマト川を挟んで反対側なので、またちょっと違った景色が楽しめましたよ。
筆者のおすすめ度
★☆☆ 滞在日数が1日以内でもおすすめ。2日以上なら必見。
アクセス方法
路面電車のETH/Universitätsspital駅、またはケーブルカーのPolyterrasse ETH駅で降りればすぐです。
チューリッヒ工科大学の場所を地図で確認しよう!
【番外編】スイス観光の拠点となる近代的な【チューリッヒ中央駅】
チューリッヒ中央駅は、スイス最大の鉄道駅です。チューリッヒの市街地にあるだけでなく、空港から電車でたったの10分と、とても便利な駅です。そのためチューリッヒ空港で乗り継ぎの場合でも、気軽に都市観光をすることもできるでしょう。スイスの首都ベルンやマッターホルンで知られるツェルマットまでのアクセスに使うだけでなく、フランスやドイツ、イタリアといった周辺国へも列車も発着していている駅です。
チューリッヒ中央駅ではインパクトある駅のホームだけでなく、駅の地下には大きなショッピングモールが広がっているので、時間があればぜひ行ってみましょう。お土産を見つけられるだけでなく、食料や医薬品などありとあらゆるものが販売されています。チューリッヒの都市観光を終えて時間が余ったら、駅の中を歩きまわるのも楽しかったですよ。
チューリッヒ中央駅の場所を地図で確認しよう!
チューリッヒのおすすめ観光スポットのまとめ
スイスのチューリッヒにあるおすすめ観光地を10ヶ所紹介しましたが、いかがだったでしょうか?美しく閑静な都市であるチューリッヒは、市内の名所が非常にコンパクトにまとまっているため、数時間から1日でもしっかり観光できますよ。アルプスの大自然に囲まれた中世の雰囲気を残す街で、旅行の疲れを癒しながら滞在ができるでしょう。
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