ウラジオストクってどんなところ?
みなさんこんにちは。世界を飛び回っている ちょこ です。今回は日本から一番近いヨーロッパと言われているウラジオストクの魅力をシェアしていきます。日本からなんと2時間ちょっとでヨーロッパに行けるので、おすすめです。そんな魅力がたくさんあるウラジオストクの観光スポットやレストランをご紹介します。
ウラジオストクは、海軍の街として発展したロシアの東の端にある町です。杉原千畝が発行したビザを持ったユダヤ人たちが日本に渡航する際に利用した港でもあります。今では、観光に力を入れていて、特にアジアからの観光客が多い印象です。
治安:街中は一人で歩いても大丈夫?
日本ほどよくはないですが、ヨーロッパの有名観光地と比べるとそんなに悪くもないです。ブランド物を見せびらかすようなことはせず、目立たない格好で大通りを歩けば危険な目にあうことはないでしょう。
空港で北朝鮮観光団体が信じられないくらい大騒ぎをしていることがありますが、近づかないようにすれば大丈夫です。
携帯事情:電波の確保をしっかりしよう
プリペイドSIMは、複数のキャリアが空港で販売しています。そんなに高くないので、日本からWI-FIをもっていくよりはお手頃です。心配であれば日本の空港でWI-FIを借りていくといいですが、設定はお店の人がやってくれるので、現地でSIMカードを購入してもよいでしょう。
どちらの方法でするにしても、電波は絶対に必要です。英語がほぼ通じない国ですので、グーグル翻訳やらグーグルマップやらが使えない=死を意味します。電波は空港で確保していきましょう。
宿泊:ホテルをしっかり前もって予約しよう
韓国系や日本系などの大型ホテルも中心部にいくつかありますし、はずれたところにはいくつかホステルもあります。観光地が中心部に集中しているのでお金に余裕があるなら中心部にとまったほうが安心です。もし、安さを重視するのであればバス停の近くのホテルにしましょう。ほぼすべての路線バスが中心部を経由します。
交通機関:電車やタクシーを利用しよう
市内の移動は基本的にバスです。これがとても怖い!なぜなら、車内アナウンスなんてものはなく、バス停の名前はすべてロシア語(キリル文字なので読めません)なので、自分が今どこにいるかもわかりません。グーグルマップを始終開いておいて、目的地付近で降りるのが一番賢明です。
空港からの移動手段は、バス、電車、タクシーがありますが、タクシーはお勧めできません。ぼったくりが多いですし、なにより運転が非常に荒っぽいです。生きた心地がしませんでした……。どうしても乗らなければいけないときは、空港のカウンターで定額を支払って乗るタクシーにしておいたほうが無難です。
服装:動きやすい格好にしよう
東京の気温から10度から15度低い想定で行くと大丈夫でしょう。夏の盛りのときはそこそこ暑いようですが、朝夕は冷えますので、上着は必須です。冬はとても寒いですので、コート、マフラー、手袋のほかに耳や鼻などを覆うものを持っていくとよいでしょう。
旅行の際にはビザの申請をお忘れなく!
本からロシアに行くには、ビザを申請する必要があります。実はこれが海外旅行先としてロシアが日本人に選ばれにくい理由なのではないかと思うのです。が、極東地域を含むロシアの一部(ウラジオストク空港、ウラジオストク港、ポシエット港、ザルビノ港、ペトロパブロフスク カムチャツィキー港、コルサコフ港、ポグラニーチヌイ駅、ハサン駅、マハリノ駅、ツリー ロッグ(道路)、ポルターウカ(道路)、ペトロパブロフスク・カムチャツキー(エリゾボ)空港、ブラゴベシチェンスク空港、ハバロフスク空港、ユジノ・サハリンスク(ホムトボ)空港、アナディリ(ウゴリヌィ)空港(チュコト自治区)は、電子ビザを導入しています!
以下のリンクからインターネットでぱぱっと申し込むことができるので、大使館に行かなくてもいいのです。ビザの発給は4日ほどでなされます。みなさん、ぜひチャレンジしてみてください。
ビザ申請はこちらから
中心部付近の観光地 定番から意外なものまで
ウラジオストクの中心部は、ウラジオストク駅周辺です。ウラジオストク駅は、シベリア鉄道の終着駅でもある、とても大きな駅。この駅の周辺が最も栄えているエリアだといえるでしょう。
しかし、ウラジオストクは、モスクワやサンクトペテルブルクといったロシアの西側の大都市に比べるとまだまだ田舎町。そんなに「街!」という感じはしません。それでも、石造りの街並みを楽しむことができますよ。
①定番中の定番観光スポット【ウラジオストク駅】
ウラジオストク駅では、シベリア鉄道を見ることができます。電車なんて見て面白いのか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一見の価値ありです!
シベリア鉄道は、客車だけでなく、貨物車もあります。これが長い!2キロメートルぐらい長さがあるんじゃないかと思うぐらい長いです!JRの貨物列車とは比べ物になりません!ぜひ、ロシアという国の大きさを味わってみてください。
また、すぐ近くにお土産を売っているところもあるので覗いてみてください。
ウラジオストク駅 詳細情報
住所:Ulitsa Aleutskaya, 2, Vladivostok, Primorskiy kray, Russia, 690007
営業時間:始発5:00~終電23:00頃
ウラジオストク駅 公式サイト
②ウラジオストクの歴史を勉強【ウラジオストク要塞博物館】
さすが、軍の街です。日本にはない、ウラジオストクの要塞に関する博物館です。ロシア(ソ連時代も含め)が経験してきた戦争に関する展示や砲の展示もあります。日露戦争をロシアから側からみた展示は、見方によって一つの出来事も違うように艦居られるのだと実感できました。
この要塞は、町全体が見渡せる高台にあるので、晴れた日の夕方に行くのがおすすめです。
ウラジオストク要塞博物館 詳細情報
住所:Batareynaya Ulitsa, 4 А, Vladivostok, Primorskiy kray, Russia, 690091
営業時間:10:00~16:00
ウラジオストク要塞博物館について
③少しマニアックの歴史を学ぼう!【アルセーニエフ記念沿海州総合博物館】
ロシアの探検家アルセーニエフの名前をとってつけられた、ロシア沿海州地方の歴史と自然に関する博物館です。世界史に登場するヨーロッパ側の地域ではなく、あまり存在感のない沿海州地方に関する博物館には、沿海州地方の先住民族に関する展示や考古学に関する出土品、アムールトラのはく製などが展示されています。
あれ、これって日本にも似たようなものがあるなあ?アイヌになんか似てない?など、日本とのつながりに関しても考えることができる博物館です。
アルセーニエフ記念沿海州総合博物館 詳細情報
住所:Svetlanskaya St, 20, Vladivostok, Primorskiy kray, Russia, 690091
営業時間:10:00~19:00
④地元の人にも大人気【アドミラーラ・フォーキナ通り】
ウラジオストクのメインストリート、いうなればウラジオストクの竹下通り(竹下通りほどポップではありませんが)です。おしゃれなレストラン、カフェ、お土産物屋さんが両脇に並んでいます。一方で、ヨーロッパ情緒あふれるレトロな建物や噴水といった、インスタ映えスポットでもあります。
おすすめは、夕暮れ時。通りの先の海に見える夕日がとてもきれいです!
アドミラーラ・フォーキナ通り 詳細情報
住所:Ulitsa Admirala Fokina, Vladivostok , Primorskiy kray, Russia 690091
⑤ちょっと足を延ばして 【ルースキー島】
ルースキー島は、ウラジオストク近郊の島。淡路島のように橋でつながっているので、バスで行くことができます。1日あればじゅうぶん観光できますので、市街地の宿に荷物を置いて日帰りしても大丈夫です!
もともと一般のロシア人ですら入ることの許されなかった軍の島。ちょっと足を延ばして観光してみませんか?
ルースキー島 詳細情報
住所:Russkiy, Primorsky Krai, Russia
アクセス方法:ウラジオストクの中心街から路線バスが発着しています
⑥ 夜景を見に行こう【鷲の巣展望台】
ここでは綺麗なウラジオストクの街並みを展望台から見渡すことができます。日中に行くのいいですが、私は夕方のサンセットから夜景を見るのをお勧めします。言葉が出ないくらい美しいサンセットを見ることができます。丘になっているので自分の足で上まで登ることもできます。
鷲の巣展望台 詳細情報
住所:Vladivostok, Primorsky Krai, Russia, 690014
入場料:無料
⑦ 聖なる大聖堂で息抜き【ポクロフスキー聖堂】
ロシアと言ったらカラフルな大聖堂をイメージしますね。ここも、とってもキュートでカラフルな大聖堂を見学することができます。外からは少しポップでインスタ映えするような写真を撮ることができます。中に入ると、全く逆で静まりかえった聖堂内はどこか神秘的です。
ポクロフスキー聖堂 詳細情報
住所:Red Square, Moskva, Russia, 109012
ポクロフスキー聖堂の公式サイト
⑧お魚を見に行こう【沿海州水族館】
ウラジオストク中心部からバスで1時間ほどのところにあるこの水族館は、ロシアでも最大級の大きさだそうです。沖縄にある美ら海水族館のようなダイナミックな展示がとても魅力的です。北の海特有の魚がいたり、逆に日本の魚がいたり。
追加料金を払えば、イルカショーなどのオプションを楽しむこともできます。
沿海州水族館 詳細情報
住所:ул.Академика Касьянова, 25, Russkiy, Primorskiy kray, Russia, 690017
入場料:大人1000ルーブル、7歳以下無料。オンライン購入不可
⑨要塞見学と大砲を見学【ヴォロシロフスカヤ砲台】
さすが海軍の島、砲台や要塞がたくさんあります。沿海州水族館からタクシーで15分と少し不便なところにありますが、戦艦や砲台は一見の価値ありです!普段日本にいたらめったに見られない軍の施設を見学してみませんか?
ヴォロシロフスカヤ砲台 詳細情報
住所:Russkiy, Primorsky Krai, Russia, 690920
⑩本場のクラシックバレーを観劇【マリインスキー沿海州劇場】
この劇場ではロシアで有名なバレーダンサーなども訪れ公演を行なっています。しかし、毎日行なっているわけではないので、公式サイトでしっかり情報を得てからチケット購入や計画を立てましょう。白鳥の湖など、超有名作品も公演していることから観光客はもちろん、地元住人の方も足を運んでいるそうです。
マリインスキー沿海州劇場 詳細情報
住所:Fastovskaya Ulitsa, 20, Vladivostok, Primorskiy kray, Russia, 690012
マリインスキー沿海州劇場の公式サイト
【番外編】ロシア料理ってどんな料理?
旅の楽しみといえば、ごはん!食事は大事ですよね。どんなロシア料理があるんでしょうか。
ボルシチ:
赤いスープ。赤い色のもとは、ビーツ(赤カブ)やトマトなど、作りてによって異なります。トマト成分が多くなると酸っぱくなります。スメタナと呼ばれる白いクリームが添えられているので、それを溶かしながら食べるとマイルドになっておいしいです。
ピロシキ:
カレーパンの中身が卵だったりジャガイモだったりソーセージだったりする、ロシアの揚げパンです。レストランで出されるものよりも、屋台でおばちゃんが売っている揚げたてのほうがおいしいこともあります。
ペリメニ:
餃子です。スープに入っているのが一般的です。
シューバを着たにしん:
ロシアのポピュラーなサラダです。ニシンのオイル漬け、ビーツ、ジャガイモ、ゆで卵がケーキのように積みあがっています。インスタ映え間違いなしの逸品です。
ビーフストロガノフ:
ロシアの一般的な牛肉を使った家庭料理。
ウラジオストクに一人旅で来たら行ってほしい おすすめレストラン
どのお店でもだいたいロシア料理を食べることはできるので、あまり気負わずに見つけたお店に入るのもいいですが、まよったらこのリストから選べば大丈夫です。
Porto-Franko
カジュアルなロシア料理レストランです。ウラジオストク駅から近いので、市街地からのアクセスも良好です。おすすめはボルシチ。二日目のシチューのような深みのあるスープに、ピロシキをつけていただくのがGOODですよ!
住所:Svetlanskaya St, 13, Vladivostok, Primorskiy kray, Russia, 690091
Restoran Gus’ Karas’
海の近くにある、隠れ家カフェのようなたたずまいのレストランです。気に入ってしまって、滞在中に3回ほど行ったのですが、なにを頼んでもはずれのないお店です。おすすめは、シューバを着たにしん。にしんのしおからさと、新鮮な野菜のしゃきっとした食感のコンビネーションが病みつきになります。
住所:Batareynaya Ulitsa, 3а, Vladivostok, Primorskiy kray, Russia, 690091
ウラジオストク 観光 まとめ
ロシアと聞くと、遠い国、怖そう、寒そう、旅行では行きたくないなあ、と思われるかもしれません。しかし、ウラジオストクに限って言うと、「外国にいる」という自覚さえ忘れなければ、じゅうぶんに安全な場所です。成田から2時間のフライトで、日本から最も近いヨーロッパを楽しんでください。
最後に筆者のYouTubeチャンネルをご紹介!
私は世界を飛び待っています。旅行中の動画を編集してアップしています。ぜひ、YouTubeをご覧ください。少しでも旅の情報をシェアし、役に立ってくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。