ザンビアってどんな国?
こんにちは!8つの国と隣接するアフリカの内陸国ザンビアに在住中のremiです。ザンビアはアフリカの南部に位置し、日本の約二倍の国土に約1700万人の人々が暮らしています。
私が住んでいる首都ルサカには、ショッピングモールやオシャレなカフェなど数多くあり、想像している以上に発展した土地です。また、イグアスの滝とナイアガラの滝に並んで有名なヴィクトリアの滝もあり、アフリカ観光では外せないスポットとなっています。
ザンビアへのアクセス方法
・日本からルサカ
日本からの直行便はないので、ドバイもしくは香港・南アフリカ経由が主なフライトとなりますが、オススメはドバイ経由のエミレーツ航空。羽田からルサカまではドバイを経由して最短の21時間で到着し、夜中のフライトなので仕事を終えてからでも十分間に合います。長期休みを取りづらい方にも最適なフライトです。
・日本からリビングストン
ヴィクトリアフォールズへ行くことが決まっていれば、リビングストン空港が近いので直接向かうことをオススメします。南アフリカ経由であれば、リビングストン行きが毎日運航しています。リビングストン空港からヴィクトリアフォールズへは車で約20分、ルサカへも約1時間のフライトでアクセスできます。
ザンビアの気候
「アフリカって暑いんでしょ?」とよく聞かれますが、ザンビアには日本の真夏のような暑い時期はありません。
最も暑い時期の10月でも最高気温は31℃で、なおかつ乾燥もしているので、かなり過ごしやすい気候と言えます。
また、ザンビアには雨季と乾季があり雨季の11月から3月まではほぼ毎日のように雨が降り続き、日本の梅雨のような気候になります。逆に、乾季の4月から10月は全くと言っていいほど雨が降らず、カラッとした天気に恵まれ、サファリやアクティビティをするにはうってつけの気候といえます。
ザンビアの気候におすすめの服装
乾季の中でも6、7月は日本の初冬ぐらいの寒さになります。日が照っていると暖かいですが、レストランやカフェはテラス席などオープンな場合が多いので、寒さ対策にジャケットやニットのカーディガンなどあれば重宝しますよ。
雨季は蚊が多くなるので、虫よけスプレーを利用することはもちろんのこと、虫刺され対策に長ズボンを履くことをおすすめします。
ザンビアのベストシーズン
サファリを楽しむ場合は、雨季だと木や草が生い茂って動物が見えづらいので、4月から10月の乾季がおすすめです。
また、9、10月は「ジャカランダ」という日本でいう桜のようなアフリカ特有の花が咲き誇る季節でもあります。
ヴィクトリアフォールズの迫力満点の滝が見たい場合は、雨季から乾季に移り変わる2月から6月が水量の多くなるベストシーズンです。実際、1月初旬にヴィクトリアフォールズへ行きましたが、写真の通り水量が少なく寂しいものでした…
ザンビアの物価
アフリカは物価が安く生活しやすいイメージですが、実際は輸入製品に頼っていることもあり、生活するうえで必要な物の値段は日本と同等かそれ以上となっています。
国民の平均月収は約215ドルなので、スーパーで買い物をしたり、レストランで食事をするのは限られた層の人々であり、いかに貧富の差が激しいのかがわかります。
ザンビアの物価を項目別にチェックしてみましょう。
食費関係の物価
スーパーで売られている食料品の値段はだいたい日本と同じくらいです。ザンビアはお肉が有名で、その名も「ザンビーフ」と呼ばれる牛肉が安く手に入ります。味は和牛と比べてタンパクですが柔らかく美味しいです。また、ザンビア名産のMosiビールが1本8クワチャ(約64円)と激安で買えるのも驚きです。(1クワチャ≒8円の計算)
- 牛肉(ヒレ)100g 約10クワチャ(約80円)
- Mosiビール340ml 約8クワチャ(約64円)
レストランやカフェで食事をすると、だいたい120クワチャ(約960円)と日本と変わらないぐらいの値段です。
- ステーキセット 約150クワチャ(約1200円)
- カフェラテ 約40クワチャ(約320円)
- ビール 約30クワチャ(約240円)
- ファーストフードのフライドチキンとポテトのセット 約25クワチャ(約200円)
一方で、現地住民も通うローカルレストランでは、ザンビアの主食「シマ」という蒸しパンのようなものと、魚や肉などのおかずがセットになったものが15~25クワチャ(約120円~200円)で食べられます。
交通関係の物価
ルサカ市内では現地住民が利用するミニバスが走っています。市内であれば約10クワチャ(約80円)で走っています。ただ、このバスは常に満員で、運転が荒いことも多いので利用するにはかなりハードルが高いです。
ですので、観光客はタクシーを利用することをおすすめします。ぼったくられないように、最初に金額交渉して利用しましょう。空港から市内までは約300クワチャ(約2400円)で、所要時間はだいたい40分です。
雑貨類の物価
南ア系スーパーのShopriteやオーストラリアのブランドWoolworthsなどが進出し、雑貨や食料品が手に入るようになっています。日用雑貨も多少品質は劣りますが、ある程度は入手できます。
- シャンプー 約100クワチャ(約800円)
- メンズ洗顔料 約80クワチャ(約640円)
- トイレットペーパー1ロール 約6クワチャ(約48円)
- ティッシュ一箱 約10クワチャ(約80円)
また、現地住民が多く集まるタウン地区(カイロ・ロード以西の商業地区)は物価が安く、食料、日用雑貨や服に至るまで市内のショッピングセンターより安価で購入できます。
ザンビアの治安
ザンビアは、2019年に発表された世界平和度指数ランキングでは163か国中48位となり、アフリカの中でも上位の平和な国の一つとして評価されています。
実際に住んでいても、危険を感じたことはなく、ザンビア人も温和でフレンドリーな人が多いので、市内であれば日中は街中を歩いていても大丈夫と言えるでしょう。とはいえ、車内の置き引きや路上強盗は少なからずいるので、常に警戒が必要です。
外務省が発表している危険情報でも、都市のルサカや観光地のリビングストンはレベル4段階中のレベル1「十分注意してください」なので比較的安全といえます。ですが、ルサカ市内でもタウン地区(カイロ・ロード以西の商業地区)やコンパウンドと呼ばれるスラム街には、スリや車上荒らしが頻発し治安が悪いので注意が必要です。
ザンビア旅行の注意点
警察官に騙されないよう注意
本来なら治安を維持する警察官が、架空の罰金を要求するなど悪質な行為が横行しています。道端を歩いているだけで警察官に呼び止められ、パスポートの提示を要求され、携行していないことを理由にお金を支払うよう要求された事例もあります。万が一、払ってしまった場合は必ず署名入りの領収書をもらいましょう。
レストランやカフェでの置き引きに注意
レストランやカフェでは、荷物を椅子や床に置いたり、席に置いたまま離れることは危険です。荷物を身に着けて食事するのはわずらわしいですが、貴重品を常に肌身離さず携帯し、隙をみせないことで、狙われる確率も下がります。
クレジットカード利用の注意
どこの国でもいえることですがクレジットカードを利用する場合は、その場で決済するようにしましょう。たいていはレストランなどで決済端末を席まで持ってきてくれますが、裏に持っていかれるとスキミングされる可能性があります。また、端末に表示されている金額が違うことがあるので、暗証番号を入力する前にきちんと値段を確認することも大切です。
車内でも周囲を警戒する
車の中は安全だと思いがちですが、車内に荷物を置いたままにしておくと車上荒らしの被害にあうことがあります。実際に、車が信号停車中に後部座席のドアを外から開けられ、手元にあった携帯を盗られそうになる事例もありました。車の中でも、鍵が締まっているか確認し、むやみに携帯や貴重品を出さないようにしましょう。また、警察が検問していることがあるので、シートベルトは常に着用する必要があります。
バーやクラブでの治安・注意点
ザンビアではナイトライフを楽しむこともできます。
ルサカのCigar Loungeなどがオススメでしょうか。
まだまだバーやクラブは少ないですが、気を付けるべき点もたくさんあります。
女性一人で行っても大丈夫?
ザンビアに女性一人で行きたいという猛者は少ないかと思いますが、中には「アフリカ大好き!」「アフリカでボランティアしてみたい!」といった方もいるかと思います。
ザンビアは(アフリカの中では)比較的安全な国でありますが、女性一人旅はかなり注意が必要だと思います。
バーやクラブでナイトライフを楽しむ場合は、一人や女性だけで行くことは極力避けましょう。実際に、欧米人女性2人がバーに行き襲われるという事件もありました。特にコンパウンドと呼ばれるスラム街のバーはスリの巣窟なので絶対に行かないようにしましょう。
ザンビアで良い旅を!
今回はザンビアの気候、物価、治安情報についてご紹介しました。近年目覚ましい発展を遂げ、アフリカ諸国の中でも安全といわれているザンビアですが、場所によっては治安が悪く必ずしも安全とは言えません。防犯対策を徹底し、夜間の一人での外出や危険な地区への出入りはできるだけ避けましょう。
ザンビアは良い気候で過ごしやすく、公用語も英語であるため初めてのアフリカ旅行でも安心して楽しめること間違いなしです!
この記事を参考にザンビアを楽しんでもらえたら嬉しいです!
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