日本から近いのに遠い国?超マニアックな北朝鮮旅行でおすすめ観光スポット10選!
普段から感じていることですが、最近では昔と違ってインターネットの普及により世界各国の情報を瞬時に知ることが出来ますし、EメールやSNSなどを利用していてWeb上では世界が繋がっている感じがしますね!
2019年の今でも毎日マスコミから北朝鮮関係のニュースが色々と入ってきますが、そもそも日本と北朝鮮は国交がありません。しかし、意外にも北朝鮮という国は日本以外で意外と多くの国家と国交を持っています。むしろ北朝鮮と国交をもたない国の方が少ないのです。
北朝鮮に関わるニュースは政治色が強いものばかりですし、拉致問題、度々発射されるミサイル、核開発などなど非常にネガティブな印象が強い国家です。皆様の周りに北朝鮮に行った経験がある人は何人いますか?
そんなにいないと思います。「近くて遠い」そんなミステリアスな国が日本からすぐの場所にあるのです。そして、ビクビクしながらも実際に行ってみると色々な発見がありました。
私が北朝鮮に行ったのは2018年11月です。「百聞は一見にしかず」とは言いますが、結果的には犠牲は大きかったのですが、マニアックな北朝鮮旅行には行ってみて良かったと思います。
北朝鮮旅行の行き方
多くの北朝鮮旅行経験者のブログに記載してありますが、北朝鮮には日本からは渡航禁止されている訳ではありません。
ただし、北朝鮮旅行は個人手配は100%不可能です。
よって、日本か中国にある北朝鮮旅行専門の旅行会社に依頼することになります。
北朝鮮専門の旅行会社に頼めば、必要書類(申し込み書)を記載してパスポートの写真のページと顔写真を提出するだけで北朝鮮には簡単に行けます。
北朝鮮旅行専門の旅行会社に申し込み書を提出
この申し込み書を記載して、パスポートの写真のページをスキャンもしくは写メして送るだけで簡単に申し込み完了!
北朝鮮のVISA
北朝鮮の入国にはビザが必要になります。今回の私の旅程は行きが飛行機、帰りは電車でしたので、ビザは行きの空港で受け取り、帰りの電車内での出国審査で回収されます。
回収されてしまうため、ビザを受け取ったら忘れずに写真を撮っておくように言われます。
北朝鮮ツアーを取り扱っている旅行会社
日本の北朝鮮旅行専門のツアー会社はJSエンタープライズさん、中外旅行社さんが有名かもしれません。
中国にも北朝鮮旅行のツアー会社は何社かあると思いますが、その中で私は中国の大連にある北朝鮮専門の旅行会社であるコリアツアーズさんにお願いしました。
理由は私は毎月中国で仕事をしている関係で中国で知り合った日本人からの紹介だったからです。私としてもかなり不安で「危険じゃないのか?」安全にはかなり気を配るタイプだったのですが、色々とやりとりをして安心感が出たので北朝鮮旅行に踏み切りました。
当たり前ですが北朝鮮へのフライトは日本からの直行便はありません。
さらに前述のように日本と北朝鮮は国交もないため、タイやシンガポールに行くような「ビザなしで気軽に」という感覚では行けません。
成田空港の出国審査ゲートには日本人に北朝鮮への渡航を自粛するような貼り紙が掲示されていたと思います・・・。
おそらく現時点で多くの旅行者が利用する最も一般的な北朝鮮への入国ルートは、中国からの飛行機もしくは鉄道での入国だと思います。実際に私もこの方法でしたし、周りの北朝鮮旅行経験者も皆そうでした。
他には「ロシアから鉄道で?」とか「韓国からのツアーが?」などあまり一般的ではないルートが存在するかもしれませんが、政情の影響を大きく受ける可能性が高く急に中止になったりして不安定だと思われます。よって私は中国からの入国以外はあまり調べませんでした。
この時は「北朝鮮に行くとアメリカに行けない」なんて考えもしなかったです・・・。
飛行機で北朝鮮へ
飛行機は北京からスターアライアンスの中国国際航空(Air China)も飛んでいると思われますが、北朝鮮に対する経済制裁の影響で欠航になったりする可能性があり、少し危ないかもしれません。
(運航路線はかなり変動すると思われますのでその都度要確認)
せっかくですから北朝鮮の航空会社である高麗航空を利用する事をオススメします。
ネット情報では超危険とか悪い評判が出ていますが・・・。
「高麗航空には乗ってみたい!」「でも怖いから飛行時間は短めに!」
というワガママな理由から、私は高麗航空の短い時間のフライト(瀋陽→平壌線)を往路として選択しました。
週に2日(水曜日と土曜日)の運航ですから、日本から中国への便と瀋陽での宿泊も考慮して旅程を組む必要があります。
ちなみに復路は国際列車で国境を超える方法を選択しました。
せっかくの北朝鮮旅行ですから、北朝鮮ならではの飛行機と鉄道の両方を楽しみたいと思うのが皆考える事です。
高麗航空の特徴
・機体が珍しいロシア製(Tupolev Tu-204)
→飛行機ファンにはたまらない!^^
・CAさんが超ミニスカート
→どういう訳かありえない短さなんです!^^
・CAさんが美人揃い
→朝鮮の人は男性は南、女性は北がルックスが良いと言われています。
(秋田美人みたいな感じでしょうかね?)
・北朝鮮という国では唯一の航空会社
→当たり前ですが北朝鮮のナショナル・フラッグ・キャリアの航空会社
・経営は国営
・英国の航空業界調査機関(スカイトラックス)の評価では世界で唯一の星1つ星
(墜落などの事故は今までに聞いたことがない)
・国際的な安全基準に達していないからか?評価が低いからなのか?理由は不明ですが、アメリカやヨーロッパなどには就航はしていない。
・私が乗った時は機内撮影禁止
・離陸時に機体がかなり傾いていた時でもCAさんは普通に機内を歩いていた・・・。
(普通はシートベルト締めている)
・航空連合(スターアライアンスとかワンワールドなど)には未加入
→当たり前ですがマイルは貯まりません!^^
高麗航空の就航路線
<中国路線>
北京ー平壌
<北京発>
北京12:00発→平壌15:00着(便名:JS152) 機材:Antonov AN148-100
就航日:月・金のみ 飛行時間2H00M
北京13:05発→平壌16:05着(便名:JS152) 機材:Antonov AN148-100
就航日:火・日のみ 飛行時間2H00M
北京14:00発→平壌17:00着(便名:JS252) 機材:Antonov AN148-100
就航日:木のみ 飛行時間2H00M
<平壌発>
平壌8:30発→北京9:50着(便名:JS151) 機材:Antonov AN148-100
就航日:火・日のみ 飛行時間2H20M
平壌08:40発→北京10:00着(便名:JS151) 機材:Antonov AN148-100
就航日:月・金のみ 飛行時間2H20M
平壌10:15発→北京11:35着(便名:JS251) 機材:Antonov AN148-100
就航日:木のみ 飛行時間2H00M
瀋陽ー平壌
瀋陽発→平壌着
瀋陽10:55発→平壌13:05着(便名:JS156) 機材:Antonov AN148-100
就航日:月のみ 飛行時間1H10M
瀋陽13:55発→平壌16:05着(便名:JS156) 機材:Tu-204/ Tu-214
就航日:水・日のみ 飛行時間1H10M
平壌発→瀋陽着
平壌9:05発→瀋陽19:15着(便名:JS155) 機材:Antonov AN148-100
就航日:木のみ 飛行時間1H10M
平壌11:50発→瀋陽12:00着(便名:JS155) 機材:Tu-204/ Tu-214
就航日:水・日のみ 飛行時間1H10M
<ロシア路線>
ウラジオストクー平壌
ウラジオストク12:20発→平壌13:00着(便名:JS272) 機材:Antonov AN148-100
就航日:月・金のみ 飛行時間1H40M
平壌8:30発→ウラジオストク11:00着(便名:JS271) 機材:Tu-204/ Tu-214
就航日:月・金のみ 飛行時間1H30M
北京からは中国国際航空も就航
北京ー平壌
北京13:25発→平壌16:20着 (便名:CA121) 機材:B737-700
就航日:月・水・金のみ 飛行時間:1H55M
平壌17:20発→北京18:00着 (便名:CA122) 機材:B737-700
就航日:月・水・金のみ 飛行時間:2H00M
さすがスターアライアンスの中国国際航空です!
機材はB737なので少し安全性は高いかもしれません。
高麗航空のフライトで平壌に到着
機内では入国書類と税関申告書を記入し、機内食(ハンバーガー)も出ました。
味は普通です。
エチケット袋など飛行機のアメニティは飛行機マニアのお土産に最適です。
飛行機で瀋陽から平壌まではあっという間に到着しました。
平壌の空港は順安国際空港と呼ばれますが結構まともで驚きました。(3レターコードはFNJ)
空港に到着後イミグレーションで入国書類を提出し、入国審査を受けました。
税関では荷物を開けられて、内部までチェックをされました。
本などを持っているとうるさいようです。
この時、私はスマホの中身のチェックはありませんでした。
北朝鮮の旅行スタッフと合流
税関で手荷物チェックをクリアして空港の到着ロビーに出たところで日本語で声をかけられました。ガイド(監視員2名)と運転手さん1名の3名でした。
国際列車で北朝鮮へ
北朝鮮は鉄道が中国やロシアと国境超えて繋がっていますが、「世界一遅い国際列車」と言われています。なにせそれほどの距離ではないのに何時間も時間がかかります。
中国からは北京ー平壌と丹東ー平壌の2路線がありますが、私は後者の路線を利用し、北朝鮮旅行の復路が平壌から丹東までの国際列車でした。
北朝鮮の玄関口である平壌駅の駅舎です。ハングル文字が渋い!
私は帰りはこの駅から国際列車に乗りました。
3段の寝台列車のような感じで布団がひいてあり寝れますが、ごちゃごちゃしててあまり綺麗ではない感じです。若干潔癖症気味の私はあまり快適な電車の旅ではなくイマイチでした。
北朝鮮から中国への国境を超える手前の新義州駅のホームに到着してからしばらく停車して、出国審査が列車内でありました。スーツケースはベッドの下などに収納しているのですが、ほぼ全員の荷物を開けられ、スマホの中身の写真や一眼レフのカメラを持った旅行者にも写真の内容チェックは結構しつこくやってました。
一人の中国人が賄賂のような感じで中国のタバコ(中南海)を出してましたが、お礼を言われて持っていったが、あまり意味はなさそうでした。
出国審査だけで2時間位かかって、チェックする北朝鮮人は相当高圧的でかなりうんざりするようなストレスを感じた北朝鮮の出国審査でした。
どうも噂では飛行機の方が出入国の審査は楽なようです。
北朝鮮は安全なの?危険なの?旅行(観光)の注意点は?
北朝鮮旅行会社の方(日本人)から聞いたのですが、北朝鮮という国は旅行に申し込んだ時に旅行会社からの回答が渡航禁止でなくて、入国許可が出て普通に水色のVISAが発行されれば、危険な事などは経験せず安全に北朝鮮観光が可能です。
北朝鮮に入国してからはガイドという名の通訳兼監視員が2名と運転手さん1名の計3名が最初から最後まで車で一緒に行動しますので何も危険な事はありません。
要はガイドさんの言う事をきちんと守って、勝手に行動したりせず気をつけていれば問題ありません。
北朝鮮旅行の注意点
私が行って感じた注意点を列記致します。
・呼び方は気をつける。例えば北朝鮮では「韓国」とは言わないで「南朝鮮」とか「南」とか言います。
・金日成、金正日、金正恩など北朝鮮の偉人の顔を写真撮影する時は構図にきちんと収める。(顔が半分に切れたりしないよう)
・偉人のポーズなどを真似て写真撮影はしない
・ガイドさんの言う事は全て守るべき(勝手な行動は禁止)
・結構政治的な話が多いので、熱くなり過ぎないよう(日本に対して批判的な内容もあり)
・朝鮮戦争はあくまでも休戦中なので緊張感はありますし、実際にアクシデントが起きる可能性は0ではない
・電車や飛行機の中での写真撮影は注意
・電車での出入国時の手荷物検査は人によっては結構厳しい。特に書籍とかお金とか
・北朝鮮の通貨(北朝鮮ウォン)は外国人は使用禁止
・FacebookなどSNSの投稿はどうなのか?私は平壌から普通にブログやFacebookなどのネットに投稿しました不安だったのでで内容は配慮(北朝鮮に批判的な投稿は注意した方が良いかも)
・機内や列車内の写真はSNSなどでアップしないよう言われました。(旅行会社に迷惑がかかるとのこと)
北朝鮮の旅行内容(北朝鮮観光の旅程)
私が参加した北朝鮮旅行の旅程をご紹介致します。
<1日め>
成田→瀋陽(ANA)で中国入国(瀋陽泊)
・賄賂代りの手土産を成田空港の免税店で購入(男性用でタバコ3カートン、女性用で化粧品)
・夕方日本を出て中国に入国し1泊
・北朝鮮ではクレジットカードが使用出来ないので大量の中国元をATMでおろして現金を用意
<2日め>
・瀋陽空港のチェックインカウンターで旅行会社の方と待ち合わせ
・北朝鮮のVISAビザを受け取る(VISAはあとで回収されるので写真を撮っておく)
・高麗航空で瀋陽→平壌のフライト
・平壌空港到着後には入国審査→ガイド(兼監視員男女1名ずつの2名)と運転手1名と合流
・平壌の新市街地を見学し、本屋さんへ。
・夕食(レストランで質素な朝鮮の食事)
・平壌のホテルにチェックイン(平壌泊)、マッサージ
<3日め>
平壌市内観光
(太陽宮殿、平壌地下鉄乗車など)
<4日め>
開城観光(板門店、高麗博物館など)
<5日め>
・朝に金日成広場見学
・平壌駅→丹東駅(国際列車で移動)
・鬼の北朝鮮出国審査
・中国の入国審査
・丹東→瀋陽(中国の新幹線で移動)(瀋陽宿泊)
<6日め>
瀋陽→成田(ANA)で帰国
北朝鮮の世界遺産
北朝鮮にもユネスコの世界遺産があります。
今回は4日めに北朝鮮側から板門店と開城観光がありました。
38度線の国境地帯は別名DMZ(非武装地帯)と呼ばれ、朝鮮戦争がいまだに続いていることを実感できる場所です。
板門店の帰りに開城に寄ってランチと高麗時代の史跡観光をしました。
北朝鮮のユネスコ世界遺産は開城にある高麗時代の歴史的建造物群と遺跡群ですが、登録されたものは12あるようです。
(満月台、開城瞻星台、開城南大門、開城城壁、善竹橋、表忠碑、高麗成均館、恭愍王陵、王建王陵、七陵群、明陵群、崧陽書院)
おすすめ①金日成と金正日のご遺体が見れる[錦繍山太陽宮殿]
金日成と金正日のご遺体を見ることができる太陽宮殿です。
豪華な造りでなんとも言えない独特な雰囲気でした。
ここでは観光客も正装で見学します。
私は「さすがにネクタイまでは要らないかな?」と思ってジャケットと革靴、スラックスで行きましたが、他の西洋人などの観光客はほとんどの人がネクタイ着用してました。
また、北朝鮮の軍人も皆参拝に来ます。
北朝鮮では金日成と金正日は神様のように崇められていることを感じる場所でした。
この時代にこんな場所があるのだと驚く場所です。
ちなみにツアーのガイドさん(北朝鮮人の監視員)からは万寿台(金日成と金正日の大きい銅像が2体ある場所)と太陽宮殿は1回のツアーで両方行く事はできないと言われました。
ルール上の問題なのか?時間の問題なのか?はわかりませんでした。
おすすめ②北朝鮮の強烈なイメージを感じる場所[金日成広場]
ザ・北朝鮮という感じのイメージです。
ここでマスゲームやミサイル(懐かしのテポドンとか)などの行進をしているのだと思うと感慨深いものがありました。
どこでもそうなのですが、特にこの場所では金日成と金正日の肖像画が飾られているのもインパクトあります。
おすすめ③板門店の北朝鮮側にある激レアスポット![停戦条約談判場と停戦条約調印場]
北朝鮮側から見た板門店です。向こう側が南朝鮮(韓国)です。
青い建物は平和の家です。
ここで最近色々な出来事がありましたね。
金正恩委員長と文在寅大統領、金正恩委員長とトランプ大統領との面会など、非常に政治的な意味合いが強い場所です。
しかも、私は1ヶ月前に韓国側の板門店にいましたので、凄く色々と感じるものがありました。
板門店の国境近くの北朝鮮側に朝鮮戦争で連合国(主に米国)軍と北朝鮮軍が停戦についての合意をした場所があります。
団体の中国人観光客が多かったですが、皆で回る感じです。
当時のままの建物や国旗、机や椅子などが保存されており、当時の雰囲気が想像できるように残っています。
この場所で国連軍と北朝鮮軍が停戦合意したのですね・・・。
北朝鮮側の板門店に行った経験は我ながら超プライスレスだと思いました!
おすすめ④レトロな雰囲気満点![平壌地下鉄乗車体験]
日本で昔走っていた感じのなかなかレトロな電車が平壌市内に走っています。
北朝鮮の人々の生活感を感じられる経験ですからとてもオススメです。
おすすめ⑤平壌市内を一望できる![主体(チュチェ)思想塔]
塔の上に登れますが、塔のてっぺんから360度平壌市内を一望出来ます。
平壌の展望台のような感じですね。
金日成広場を見下ろせる絶景ポイントです。
入口には主体思想の団体名が刻まれたプレートが多数飾られてました。
おすすめ⑥朝鮮労働党を表現するモニュメント[党創建記念塔]
朝鮮労働党のシンボルである筆、ハンマー、鎌の3つが表現されたモニュメントです。非常に刺激的な場所でした!
おすすめ⑦平壌市内からSNSを投稿してみる![北朝鮮SIMカードを購入]
今回は平壌の空港でSIMカードを買い忘れました。(買えるのか?不明)
ガイドさんに現地のSIMを買ってインターネットに繋ぎたいと伝えたところ、携帯電話会社(koryolink)の事務所に行ってSIMカードを購入しました。
おそらくSIMカードを1個買うというより、携帯電話の契約をした感じの扱いだと思います。
スマホ(iPhone)でネットに繋いでみましたが、FacebookもLINEも出来ました!
北朝鮮でもFacebookで投稿が可能です。
しかも投稿場所はちゃんと平壌って出てました。
おすすめ⑧万景台学生少年宮殿のショーを鑑賞
おすすめ⑨平壌にある冷麺の超有名店[玉流館]
平壌冷麺の有名店である玉流館です。なかなか大きいお店でした。
グルメ好きの方にかなりオススメなお店です。
おすすめ⑩北朝鮮グッズを大人買い![お土産が買える書店と切手販売店]
北朝鮮での買い物で超オススメなのが切手です。相当な種類の切手が売っていて、本のようになっており、かなり面白い内容ですので大人買いしてしまいました。
クレジットカードが使えないため現金での購入です。
数名の北朝鮮旅行経験者からのアドバイスで「買い物のために結構な現金を用意しておいた方が良い」と言われてました。
オリンピック関係の切手が展示されてました。
カテゴリー別に分類されていてかなり楽しいです。
平壌市内の書店です。ハングル文字や英語、日本語など多言語に対応している書籍が販売されています。
書籍の種類は、共産主義や金日成、金正日、金正恩などについてなどなど色々とあります。
北朝鮮観光ならではの食事
初日の夕食
初日は普通のレストランで簡素な朝鮮料理でした。
朝鮮の料理と言えば、平壌冷麺!
平壌にある超有名店(玉流館)で平壌冷麺を頂きました。
黒い面で味はしつこくなくサッパリしていて美味しかったです。
私は個人的にあまり冷麺は好きではなかったのですが、以外にペロッと食べられました。
韓国料理ではチヂミも有名ですよね!
北朝鮮で食べたチヂミはシンプルなプレーンな感じのものでした。
ガイドの勧めるがままにお酒は焼酎をストレートでぐいっと飲みました!^^
板門店の帰りに開城でランチをしました。
なんと高麗時代の宮廷料理!
なかなか質素ですが美味しかったです。
この開城のレストランは参鶏湯(サムゲタン)のルーツのお店らしく、オプションで参鶏湯(サムゲタン)が食べられるとのこと。
1人なので迷いましたがせっかくなので注文しました。
この日の朝鮮料理ランチは1人だったので多過ぎで大変でした。
さすがは本場の参鶏湯でして、かなり美味しかったです!
朝鮮料理と言えば皆さまは何を思い出しますか?
すでに前の投稿で挙げましたが、キムチとかチヂミ、冷麺などですね。
キムチは結構な頻度で登場します。
そして、犬鍋!
ガイドさんが妙に食べたそうだったので、試しに犬鍋を注文して少しだけ食べました。
「犬の肉・・・、うーん・・・、食べちゃった・・・。」
という感じでした。^^
私は犬鍋の代わりに牛のテールスープを頂きました。
ガイドさんからはご飯を入れて雑炊みたいにしたら美味しいと勧められて、そのまま実行しました。確かに美味しかったです。
最後の晩餐ではないですが、朝鮮料理と言えば焼肉です!
しかも珍しいアヒルの焼肉でした!
まあ、特別美味しい訳ではなくマズい訳でもなく・・・。
平壌での娯楽
ホテルの地下に色々と娯楽施設があります。
ビリヤードとか卓球、床屋さんなど絵でわかりやすく親切に表示されてます。^^
地下1階はこんな雰囲気です。
かなりしょぼいです・・・。
ジムもありましたが、簡素なものです。
トレッドミル3台だけ・・・。
初日の夜にマッサージに入りました。
施術してくれた北朝鮮人女性はいわゆる普通の職員です。
英語で話しましたが、リアルな交流が出来て凄く楽しかったです。
ちなみにマッサージに入るのもガイド分を支払う必要があります。
なにせ、どこでもついてくるので・・・。
今回の平壌ツアーでは最後の晩に通訳2人とカラオケに行きました。
かなり昭和の雰囲気で何とも言えない感覚がしました!
カラオケ機は中国から入ってきているようです。
ガイドの年齢が上なので選曲が難しかったのですが、私は「涙そうそう」を歌いました!
もちろんガイド分の支払いも全部私・・・。^^
北朝鮮のお土産
北朝鮮ではクレジットカードが使用できません。現金のみですが、外国人は北朝鮮ウォンは所有できません。よって全て外貨払いになります。
お店によりますが、ユーロ、米ドル、人民元、日本円などが使用可能です。
私は中国銀行に人民元が入っているため人民元の現金をたくさん持って行きました。
北朝鮮で私が買ったお土産
・高麗人参茶
・切手(大量に)
・朝鮮のお金(古いもの)
・朝鮮のお金(現在のもの)
・カレンダー
・書籍(観光案内、地図)
・高麗航空のあらゆるものを持ち帰り
・マグネット
・北朝鮮国旗のピンバッチ
・ホテルのものを持ち帰り
北朝鮮観光ツアーの気になる金額(値段)は?
今回私が旅行会社に問い合わせをして回答をもらった北朝鮮旅行の見積もり金額を記載致します。
<中国から北朝鮮旅行(3泊4日)見積もり>
・丹東ー平壌往復列車 1人だと162000円 2人だと130000円
・瀋陽ー平壌往復飛行機 1人だと190000円 2人だと161000円
・瀋陽ー平壌飛行機と平壌ー丹東列車の往復組み合わせ 1人だと184000円 2人だと152000円
ホテルがツインルームだったりして、2人だと安くなります。
あと大事なのは、当然一人旅でも十分良いのですが、1人より誰かと一緒の方が北朝鮮での観光をしている時の感動を共有できるとの事です。
もちろん団体での旅行も大丈夫です。
オススメは、マスゲームを観るツアーや平壌マラソンに参加するツアーなどがあります!
北朝鮮に行くとアメリカに行けない?
最近、トランプ大統領になってから出入国関係が厳しくなったと聞いています。
そして、2019年8月6日に重大な情報が発表されました。
なんと!
ビザ免除プログラム(VWP)を利用してアメリカ入国する事は出来なくなってしまいました。
日本人のパスポートは世界最強と言われるように、日本人はVISAなしで多くの国に海外旅行が可能です。アメリカも事前にESTA(電子渡航認証)を申請すれば簡単にVISAなしで入国可能です。
しかし、今回の発表により今後は2011年3月1日以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに渡航や滞在した人(国の公務などは特例あり)はアメリカ大使館でVISAを取得しなければならなくなりました。
「北朝鮮に行くとアメリカに行けない」という訳ではありませんが、アメリカのVISA取得は例え少ない日数の観光ビザだけでも、ネットで申請してから日本のアメリカ大使館に行って英語の面接を受けなければならないようで、ESTAに比べたら明らかに面倒な手続きです。
アメリカに一生行く必要がない(行きたくない)方は遠慮せずガンガン北朝鮮旅行しちゃって下さい!^^
安全に北朝鮮旅行に行くには?(2019年8月時点)
「どうしても北朝鮮に行きたい!」「でもアメリカに行くのが大変になってしまう犠牲は払いたくない!」という方は南朝鮮(韓国)から板門店の軍事境界線(38度線)DMZのツアーに参加する方法があります。
平和の家からは北朝鮮と韓国のコンクリートでできている国境を見ることができます。
金正恩総書記とトランプ大統領、文在寅大統領が対面したあの場所です!
国連軍(実際はほとんど韓国軍とアメリカ軍)に守られながら、北朝鮮国境上にある平和の家に入ります。
平和の家の中のテーブル上が国境です。
平和の家の中だけですが、国境を超えて気軽に安全に北朝鮮側に入れます。
もちろん「北朝鮮に行くとアメリカに行けない」のようなペナルティなど何もありません。
ぜひ気軽に北朝鮮旅行をチャレンジしてみては!(2019年8月)
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